更新日: 2018.10.28 09:50
WRCスペイン:トヨタのラトバラが今季初優勝へ邁進。マキネン代表も「リードを守ってくれると信じている」と期待
総合トップで最終日に挑むラトバラは、「昨日の遅れにも関わらず、ラリーをリードする立場となり素晴らしい気分だ。決して諦めるべきではないと改めて思ったよ」
「降雨と路面に流れ込んだ大量の泥により、今日はとても難しいコンディションだった。しかし、クルマの調子はとても良く、タイヤ選択に関しても正解だったと思う」
「最後の2本のSSは少し慎重になり過ぎてタイムを失ったが、それでも僕たちは依然ラリーをリードしている。明日はきっと激しい戦いになると思うよ。僕のすぐ後ろには5年連続王者と、9年連続王者が迫っているけど、リラックスして自分の走りを続ける事が勝負の鍵を握る事になるだろうね」とチャンピオンドライバーたちからポジションを死守することを誓う。
大量リードを失い厳しい一日となったタナク。
「本当にタフな1日だった。走り始めは良かったけど、パンクでかなり多くのタイムを失ってしまった。そして午後は路面が泥で覆われており出走順は最悪だった。また、自分自身もロングステージのSS13でスピンをするなどミスをしてしまったけど、それでもベストを尽くしたつもりだよ」
「もし明日も今日と同じような天気ならば、きっとチャレンジングな1日になるだろう。ドライバーズタイトル争いにおいては自分達ができる事は少なくなってしまったが、マニュファクチャラーズタイトル争いに関しては良い方向に進んでいるので、ベストを尽くして貢献したいね」と気持ちを切り替える。
ポジションアップを果たし総合7番手で競技3日目を終えたラッピは、「とても満足できる1日だった。午前中はタイヤ戦略がうまくいき、午後も悪いチョイスではなかったよ。タイム差が大きいため、前の選手を捕える事は難しいけど、明日は最後まで楽しんで走りたいね」とコメントしている。
最終日となる10月28日の協議4日目は、サービスパークの西側で4本のSSが予定される。競技3日目と同じくすべてターマックステージとなり、SS18“サンタ・マリーナ2”はパワーステージに指定されている。全4SSの合計距離は61.70km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は245.15kmとなる。