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 BRRはすでに12月1日にはチェコのプラハで開催されたラリースプリントに参戦し、『フォルクスワーゲン・ポロGTI R5』のシェイクダウンを兼ねた競技デビューを果たしている。

 また、R5規定マシンのライバルとしてこちらは2018年から本格デリバリーが開始されている『シトロエンC3 R5』に関しては、フランスの国内GT選手権や“氷上の格闘技”シャモニー・アイスレースなどで活躍するトップチーム、Sainteloc Racing(サンテロック・レーシング)が引き続き投入することをアナウンス。

 これまでもシトロエンやプジョーといったPSAとの協力関係を築いてきたサンテロックは、2018年のERCシーズンと同様に、ジュニアチームとしてR2規定のプジョー208を持ち込むと同時に、引き続き若手育成のステップアップボードとしてR5規定マシンのシートを提供する意向を示している。

「2018年シーズン終了後から、我々は2019年に向け休む間も無くハードワークを続けているよ」と語るのは、サンテロックのラリーマネージャーを務めるビンセント・デュシュ。

「昨季同様、R2規定(FF)の『プジョー208』を2台使用し、若手ラリードライバー育成のプログラムを継続すると同時に、ERCのジュニアU28、同U27へのチャレンジを目指す実力者に対しては、これまでの『プジョー208T16 R5』ではなく、最新のノウハウが注がれた『シトロエンC3 R5』へのスイッチを予定している」

 2018年の6月にFIAホモロゲーションを取得した『シトロエンC3 R5』は、すでに数戦の公式イベントを経験しており、11月最終週にはフランス国内戦のビッグイベント、ラリー・ドゥ・ヴァールにも参戦。ERCジュニア卒業生のスウェーデン人、マティアス・アディエルソンがステアリングを握っている。

 2019年のERCカレンダーは、この後FIAのワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)での正式承認を経て確定となり、3月21~23日に例年どおり大西洋に浮かぶサンミゲル島で開催されるアゾレス・エアライン・ラリーで幕を開ける。

11月末にフランス国内戦ラリー・ドゥ・ヴァールに参戦した『シトロエンC3 R5』

R2規定の208は、レディストロフィーを争うケイティー・ミュニングス(前右)らがドライブした

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