「このイタリアンチームとのテスト機会は約30km程度と短いものだったが、クルマを走らせるにつれ車種キャラクターが掴めると同時に、チーム全体がどのような水準で仕事をしているかを如実に感じることができた」と、充実の表情を見せたルカヤナク。
「このファビアR5はとてもバランスのいいクルマで、各部がスムースに作動する。そしてエンジンは非常にパワフルでとても魅力的だったし、チームも素晴らしい雰囲気だった」
「現時点で確かな計画はないけれど、このテストを終えて胸のうちに温めていたアイデアがまたふつふつと湧き上がってきた。本当は(フォルクスワーゲン)ポロGTI R5を購入しようかどうか悩んでいたが、気持ち的には今季も引き続きフィエスタで戦う方に傾いていた。けれど多分、近いうちにその新型を試してみることになるだろうね!」
一方、2018年はその『シュコダ・ファビアR5』をドライブし、ルカヤナクとタイトル争いを繰り広げたポルトガルのブルーノ・マガラエスは、2019年の活動を国内選手権にシフトすることを決断。
新たにチーム・ヒュンダイ・ポルトガルのファクトリー契約ドライバーとなり、最新の『ヒュンダイi20 R5』で自身4度目のポルトガル王者を目指すと同時に、数ラウンドのERC参戦を目指すと発表した。
「チーム・ヒュンダイ・ポルトガルに加入して最新モデルをドライブできるのは、2019年シーズンに向けて自信の源になるし、この絶好の機会にワクワクしている」と意気込みを語った2018年ERCランキング2位のマガラエス。
「我々は最善を尽くすつもりだし、ともに良いリザルトを持ち帰ることができると信じている。ファーストプライオリティはポルトガル選手権になるけれども、2017年も勝利を挙げたERC開幕戦のアゾレスには、ぜひ今季も挑戦したいと考えている」
また、マガラエスのチームメイトを務め、もう1台の『ヒュンダイi20 R5』に乗るのは、PWRCプロダクションカー世界ラリー選手権で2度のタイトルを獲得しているアルミンド・アラウージョという強力な布陣となっている。


