同国のモータースポーツ連盟会長を務めるカリッド・ビン・スルタン・アブドゥラ・アル・ファイサル王子は、ダカールラリー招致成功を喜ぶとともに次のように付け加えた。
「我々はかねてより、いつかはダカールに参加したいと夢見てきた。その偉大な夢がついに現実のものとなるだけでなく、この中東地域に初のダカールラリーを招待する栄誉も授かった」
「ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下の崇高なビジョンとサポート、そして総合スポーツ局長のアブドゥル・アジズ・ビン-アルトゥルキ・アル・ファイサルからの信頼が、このような世界的規模のスポーツイベント開催権を獲得するカギになった」
「我々は、ルブアルハリ砂漠の雄大で神秘的なランドスケープを舞台としてシナリオを描き、参加者に新たな挑戦を提供することを約束する。この地形の多様性と、この国の自然環境は、コンペティターたちにユニークな経験をもたらすことになるだろう」
2020年大会の概要は4月25日、サウジアラビアの首都リヤド近郊に築かれている国家主導の総合エンターテインメント地区“Al-Qiddiya(アル-キッディヤ)”で行われる概要発表会でアナウンスされる予定。このアル-キッディヤは、2018/19年シーズンのABBフォーミュラE選手権第1戦の舞台となった地区でもある。
また、サウジアラビアは国策としてモータースポーツへの関与を強めており、FIAが主導する中東ラリー選手権(Middle East Rally Championship)の開催エリアとしてもシリーズにコミットしている。


