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「まずはこのチャンスをくれた支援者のみんなに心からの感謝を捧げたい。イプルーで勝てると信じているし、もちろんそのつもりでラリーに臨むよ」と、意気込みを語ったブリーン。

「もちろん、僕の最終的な目標はできる限り早くWRCに戻ることだ。そのために意識的にこうしたビッグイベントへの挑戦を続けているわけだし、それが参戦の動機なんだ」

「僕らはいつだってイプルーに魅了されている。今季BRCに組み込まれたこのラリーはもっとも美しいイベントであるだけでなく、ヨーロッパでもっともタフなターマック・イベントのひとつでもある」

 過去にもイプルー参戦経験のあるブリーンは、2013年にプジョー207 S2000でポディウムを獲得。しかし、その後の2年間はメカニカルトラブルでリタイアを喫している。

「でも今年は多くのR5カーを経験し、そのいずれでも好成績を残すことができている。イタリアでシュコダに乗った後、すぐに地元のアイルランドに戻ってフォード・フィエスタをドライブした。そしてイプルーに向かい、ポロR5のシートに座る」

「まだこの新型モデルをドライブしたことはないけれど、それがトップマシンであることを確信しているよ」

 自信をみせるブリーンに対し、2019年大会はタフなコンペティションになることが予想され、同大会11勝を誇るベルギーのレジェンド・ドライバー、フレディ・ロイクスが2016年の引退表明以来、2年ぶりの復帰参戦を決意。

 さらに母国の現役WRCスター、ティエリー・ヌービルも3年連続でのエントリーがアナウンスされており、これまでのヒュンダイi20 R5から今回は現行スペックWRカーのヒュンダイi20クーペWRCにスイッチしての出場となる。

 ただし、ヌービルはブリーンやロイクスとは直接の競合とはならず、同じステージを使用する別イベント、イプルー・ラリー・マスターズにエントリーし、WRC黄金時代を支えたGr.AマシンやF2キットカーなど、総勢15台の新旧ラリーカーとの勝負に挑むことになっている。

先日のラリー・サンレモでは、同じシュコダに乗るジャンドメニコ・バッソに競り勝った
地元アイルランドのターマック・ラリー選手権では、フォード・フィエスタR5でここまでの4戦4勝を飾っている

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