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 シェイクダウンでトップと0.1秒差だったミークは「ラリー本番のステージとはあまり共通点がないコースだったが、それでもクルマのフィーリングはよく、リズムもよかったから、この流れをラリー本番でも保ちたい」と述べている。

「今週は気温がかなり高くなりそうだし、長く、そして過酷なラリーになるだろう。明日の金曜日の朝に関しては、ダストが大きな問題になる可能性があり、土曜日のロングステージではタイヤの摩耗に注意しなくてはならない」

「とはいえ、私はこれまでこのラリーをつねに楽しんできたから、今回もいいフィーリングで走れることを期待している」

オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)

 シーズン3勝目を狙うタナクは「明日デイ1のステージは誰も走ったことがなく、我々にとっても困難なチャレンジになるだろう。土曜日のデイ2でいい出走順を確保し、優勝争いに加わるためにも、まず金曜日にしっかりプッシュしなくては」とコメント。

シェイクダウンステージを走るヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
シェイクダウンステージを走るヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 ラトバラも「シェイクダウン最初の2回はとてもよく、クルマはラリー前のテスト時と同じくらい満足いく仕上がりだった。そこで、3回目と4回目の走行ではちょっとしたセッティングの変更を試したが、狙っていたような効果は得られず、タイムもやや遅くなってしまったよ」とシェイクダウン7番手に終わった要因を明かしている。

「ただし、それによってラリー本番ではどうするべきかが明確になったから、運転に集中することができる。このラリーのステージを私はとても気に入っているから、スタートがとても楽しみだ」

 競技初日となる31日(金)は、サービスパークが置かれるマトジニョス南側に位置するアルガニル周辺で、森の中を抜けるSS1~6が行われた後、ロウサダにあるラリークロス用コースでSS7が行われる。

 アルガニルの森林ステージは2001年以来の開催となるため、多くのドライバーが初走行となる。また、日中にマシンを整備するフルサービスが設けられていないため、各ドライバーたちはタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換作業だけで1日を走りきらなければならない。

 全7SSの合計距離は94.50km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は533.90kmとなっている。

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