チーム代表のトミ・マキネンは「今日はチームにとって、もっとも厳しい1日だった。ラリーウィークを通してクルマにはパフォーマンスと信頼性があったが、悲しいことに最後のステージで問題が起きてしまった」と述べている。
「もちろん、何が原因なのか現在調査を進めている。チームにとっては本当に残念な結果だが、我々以上にオット(タナク)とマルティン(ヤルヴェオヤ)は大きな失望を味わったはずだ」
「彼らは選手権のトップに立ちはしたが、本当ならば3連勝でさらにいい夏休みを過ごせたはずなんだ。数日は気持ちが晴れないかもしれないが、我々は必ず復活してみせる」

シーズン前半、厳しい戦いが続いたラトバラは「ラリーの序盤はとてもよかったが、全体的にはかなり厳しい週末となり、望んでいたようなラリーにはならなかった。しかし、しっかりと前を見据え、これからも戦い続ける」とコメント。

ミークは「ここ数戦、チームはとても強かったから、後半戦に関しても全力で戦いに臨むだろう」とシーズン後半戦に期待を示した。
連戦続きだった2019年のWRCは、このラリー・イタリア・サルディニア終わりでサマーブレイクに突入。次戦の第9戦は8月1~4日に行われるラリー・フィンランドだ。
フィンランド・ユバスキュラに拠点を構えるTOYOTA GAZOO Racing WRTにとって、このラリー・フィンランドはホームイベントと呼べる1戦。また、2017年、2018年とトヨタ勢が連覇している大会でもあり、大会3連覇にも期待がかかる。