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「ルノーのような大手マニュファクチャラーからのファクトリー・サポートという恩恵を得られたことは、チームのこれまでの努力や戦績が認められたことを意味する」と語るのは、チーム代表のドミニク・デュブール。

「我々に新型ルノーZOEのアイスレース仕様を開発する役割が与えられたことは、とても光栄で誇りに思うし、チームにさらなる自信を与えてくれた。過去4シーズンにわたってアンドロス・トロフィーのタイトルを獲得してきた実績を踏まえて、EVモータースポーツという新たな挑戦への準備は整っているよ」

『アンドロス・トロフィー』の主催団体は、この6月にも新トップカテゴリーの概要をアナウンスしており、従来までの内燃機関V6エンジン搭載モデルと同様に4輪駆動と4輪ステアの構造は維持。その上で、350bhpを発生する2基の電気モーターを採用する。このEVマシンは昨シーズンにはV6車両との混走も試されるなど、電動車両への移行準備が進められてきた。

 昨年のパリ・ラウンドでは、そのEVマシンをドライブするニコラ・プロストやセバスチャン・ローブらを打ち破って勝利を飾ったジャン-バティスト・デュブールは、ルノーのバックアップを受けて戦えることを「非常に光栄で、誇りに思う」と、新シーズンに向けた意気込みを語った。

「アンドロス・トロフィー4連覇を達成したあと、こうしてルノーのワークスドライバーとして新型ZOEをドライブする機会を得られて最高の気分だ」と続ける、ユーロRX王者でもあるデュブール。

「ここからの3年間は、技術的にも、スポーツとしても、本当にチャレンジングな3シーズンが待ち受けているだろう。その挑戦が今から待ちきれないよ」

 このアンドロス・トロフィー2019/20シーズンは12月7~8日に開幕。サイクルロードレースの最高峰であるツール・ド・フランスでも“名物超級山岳”として知られ、2019年大会では最終日シャンゼリゼの前日に設定されたヴァル・トランスのスキーリゾートを舞台に、新EV時代のオープニングを迎える。

ジャン-バティスト・デュブールはWorldRXにもプジョー208RXで参戦。EuroRX王者にもなっている
2019年6月に登場した2代目『ルノーZOE』は、航続距離350km超のフルEVモデル
“エリート・プロ”部門には、ミッドに自然吸気V6を搭載する従来マシンとの混走でEV車両もエントリーしていた

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