デイリタイアを余儀なくされたタナクは「朝最初のステージを走り終えたあとのロードセクションで、突然エンジンがかからなくなってしまった。いろいろなことを試し原因を探したが、どうやらECUの内部に問題が起こったようで、我々には手の打ちようがなかった」と当時の状況を明かす。
「もちろんフラストレーションが溜まるし、特に初めてのタイトル獲得に向けて戦っているさなかだから、なおさらだよ」

「かなり厳しい状況になってしまったのは確かだが、仕方がない」

トヨタ陣営最上位の総合6番手につけるラトバラは「午後はロングステージでライバルにプレッシャーをかけようと攻めたが、タイヤの摩耗がかなり進んでいたため苦労した」とコメント。
ミークは「明日(競技最終日)は完走しチームにマニュファクチャラーポイントをもたらすことだけを考えて走る」とコメントしている。
競技最終日の15日はSS14〜17までの4SSで争われる。最終ステージのSS17は上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージに設定されている。全4SSの合計距離は38.62km、リエゾンを含めた1日の総走行距離は155.71kmだ。