かたやヒュンダイは完全密封のホスピタリティで空調もばっちり。こちらはファンも入場できるエリアからの眺めです。ここでWRCの現地観戦を予定していらっしゃるかたへアドバイス。暑さや寒さに耐えられなくなったら、ヒュンダイのテントへお邪魔するのも“アリ”ですよ。


今回、そんな快適なヒュンダイホスピタリティへ入ることができました。入り口ではアルゼンチン人のレセプショニストが笑顔で対応してくれます。彼女以外にもウェイトレスはイタリア人だったりと、他のチームより国際色豊かなイメージを受けました。

WRCへ参戦しているマニュファクチャラーで唯一の2階建てという立派なホスピタリティ。階段を登れば、眼前には開放的な空間が広がり、狭苦しさは感じません。手間からメディア用、ゲスト用のテーブルが並び、ビュッフェエリア、チーム用テーブルも用意されていて、ここで束の間の休息を取ることができます。

ホスピタリティは吹き抜け構造になっているので、2階からサービスを受けるラリーカーを観察することもできちゃいます。

ビュッフェエリアの片隅にはソフトクリームマシンが3台! フレーバーもバニラ、チョコレート、キャラメルと豊富です。30度を超える炎天下で歩き回って、ラリーカーの巻き上げる砂塵にまみれたあとにいただくソフトクリームは嬉しすぎました。

実は元バリスタの肩書きを持つ私、ソフトクリームにエスプレッソを垂らして、アフォガード風にしました。11月開催のセントラル・ラリー愛知/岐阜でこのホスピタリティを拝めるでしょうか……。

こちらがトヨタさんのホスピタリティ。もちろんセントラル・ラリーには参加するようなので、本場のラリーカーとチームスタッフ、ホスピタリティなどを間近に体験できるはず。私も愛犬とともに会場へ足を運ぶ予定です。

さてさて。金曜日に向かったのは、マルマリスから北へ50キロ強ほど進んだ場所にあるULAステージ(SS4/7)。パス所持者用のホスピタリティも完備され、お酒や食事を頂きながら、ゆったりと観戦することも可能。

表現が難しいですが、比較的“モフモフ”とした砂でしょうか。近寄りたくありません(笑)。うっかり近距離で観戦していると、一瞬で目の前が真っ暗に……。

グラベルラリーで砂まみれになりたくない方は、距離を取るか、風上からの観戦をお忘れなく。ただ風向きは急に変わることもありますが。そんな体験も含めてラリーの醍醐味でしょうか。

実は昨年もこのULAステージに来ましたが、今もなお、山を切り開いている最中で、コースレイアウトが大胆に変えられました。中継用のヘリコプターはより並走しやすくなった様子。

ラリーカーが巻き上げる砂埃が演出してくれるので、カメラ初心者でもドラマティックな画を撮影できます。カメラ初心者やカメラ女子にもぜひ挑戦してほしいです。