TOYOTA GAZOO Racing South Africaのグリン・ホール代表も「ジニエルがラリー・モロッコで4勝目を挙げることができ、本当にうれしく思う。彼にとっても、TOYOTA GAZOO Racingにとっても素晴らしい勝利だ」と優勝を評した。
「ジニエルはアレックスとのコンビで初めての勝利となったが、トヨタ・ハイラックスと彼らが最高のチームであることを示してくれた。チームは前日のナッサーのリタイアを受け、少し残念な最終日を迎えていたが、最終的には最高の結果でラリー・モロッコを締めくくることができたよ」
「フェルナンドには、ダカールに向けて短期間での成長を強いる計画であることは間違いない。今回のコースは極めて難易度が高く、ロードブックから走行ルートを前もって検討することもできなかった」
「そのような困難に直面しながらも、フェルナンドはここでとても貴重な経験をしたと思う。彼はまだ実感できていないかも知れないが、ダカール参戦発表が迫るなかで、ここモロッコで得た数多くの経験によって、彼の対応力が格段に高くなったことだろう」
そのアロンソは「僕自身にとって初の国際ラリーレイド参戦に向けて、走行テストなどで忙しい2週間を過ごし、そのままシリーズでもっとも手強いラリーに臨み、完走を果たせて本当にうれしく思う」とコメント。
「チーム、クルマ、スタッフ、すべてにおいてどれだけ厳しいラリーであったかを目の当たりにした。我々のパフォーマンスには浮き沈みがあったが、ハイラックスとともにそのポテンシャルは示せたと思っているよ」
「さらに重要なのは、ラリーの間に直面したすべての困難が僕にとっての良い学習機会だったということだ。優勝したジニエルとアレックス、そしてTOYOTA GAZOO Racingを祝福したい。ジニエルはナミビアや南アフリカでの数カ月にわたるトレーニングの間、僕を指導してくれるなど、ダカールへの挑戦の大きな助けとなっているんだ」
今後、TOYOTA GAZOO Racingは10月24日に、2020年ダカールラリー参戦体制に関するアナウンスを実施予定。2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソのメンバー入りが予想されるなか、ダカールラリー連覇に向けた体制の発表が待たれるところだ。



