この2020年大会が初のダカール挑戦で、前日のステージ1を11位で完走したアロンソは、ステージ2も危なげない立ち上がりをみせたが、スタートから160km付近でマシンフロント周りにダメージを負ってしまう。
これで走行中断を余儀なくされたアロンソは、アシスタンスチームの助けも借りてマシンを修復しステージ2を走りきったものの、ステージ1位から2時間34分38秒遅れのステージ63位。総合でもトップと2時間38分53秒差の総合48番手まで後退し、ダカールの厳しさを身をもって味わった1日となった。
四輪市販車部門でクラス7連覇を目指すチームランドクルーザー・トヨタ・オートボデーは三浦昂/ローラン・リシトロイシター組338号車が総合40番手、クリスチャン・ラビエル/ジャン・ピエール・ギャルサン組326号車が総合41番手で、ともにステージ2を走りきっている。
トラック部門を戦う日野チームスガワラは、エース車となる菅原照仁の512号車がステージ15位/総合14番手、チームメイトの塙郁夫が操る519号車は日本時間7日(火)0時20分時点ではフィニッシュ地点にはたどり着いておらず、走行を続けている模様だ。
二輪部門については、このステージ2は競技終了後に10分間のメンテナンスしか行えない“スーパーマラソン”ステージとして実施されたため、各ライダーはマシンを労りながら367kmのスペシャルステージを走り切る必要がある難しい1日となった。
そんなステージ2では前日トップにつけていたトビー・プライス(KTM450)が道を切り開く役目を強いられたこともあり12分以上のタイムをロス。代わってサム・サンダーランド(KTM450ラリー・レプリカ)が総合トップへと浮上している。
サンダーランドと1分18秒差の部門2番手はパブロ・キンタニージャ(ハスクバーナFR450ラリー)、部門3番手にケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)が1分32秒差で続いている。
競技3日目に行われるステージ3はネオム周辺の渓谷や山岳地帯を回るルートで争われる1日。走行距離はスペシャルステージが327km、リエゾンが77km。またこのステージ3では今大会でもっとも高い標高1400メートル付近も通過する構成となっている。
