■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)

「理想的なラリー・スウェーデンのコンディションとは多くの雪が降り、しっかりとした雪だまりがあって、路面は硬く凍っているという状況だ」
「完璧なコンディションが整っていれば、強い自信を持って、全開でプッシュしマシンのパフォーマンスを最大限引き出すことができる。路面がしっかり凍結していると、スタッドが確実に地面を掴んでグリップを生むから全開で走ることができる」
「ただ例年より雪が少ない状況になれば、ステージを走るのがいっそう難しくなるのは明らかだ。(スタッドがあることで)タイヤは薄く、高さも出てしまうから、地面が凍結していないグラベル(未舗装)ステージではうまく作動してくれない。とてもトリッキーな走りを強いられるだろうね」
「雪だまりがなければ走行スピードはどんどん上がっていくけれど、大会は少しつまらないものになってしまうだろう。だから、少しでも多く雪があることを願うよ」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)

「モンテ(第1戦モンテカルロ)以来、フィーリングはよくなっている。いい教訓を得たし、新しいセクションを走るたびに、これまで以上の集中力を発揮する必要があることも分かっている」
「スウェーデンでの走行はいつも特別なものだ。特に地面がしっかり凍っているようなコンディションではね。スタッドタイヤが信じられないほどのグリップ力を生み出してくれ、素晴らしいフィーリングを味わえる」
「僕たちにとっては少し立ち戻り、段階的に走りを改善していくことが重要になるだろう。ヒュンダイのマシンでルーズな路面を走るのは初めての経験だけれど、いい結果が出せることを願っているよ」
●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)
「ふたたびヒュンダイi20クーペWRCのハンドルを握る機会を得ることができて、とても恐縮している。(前回i20クーペWRCをドライブした2019年の)ラリーGBから、かなり時間が経っているから、興奮を覚えるのと同時に不安も感じているんだ」
「初めてi20クーペWRCをドライブした瞬間から、強い自信を得られた。いつもどおりのスタイルで走ることができたからね」
「ラリー・スウェーデンは楽しめるイベントだよ。数年前、このラリー・スウェーデンでWRCでのベストリザルトを獲得しているんだ。コンディションが僕たちに味方してくれること、そして大会開催エリアに寒気が入り込み、路面がラリーに“最適な”状態になることを願っている」
「とにかく、もう一度WRカーをドライブできる幸せな環境に戻ることができたんだ。素晴らしい週末になるはずだよ」