ERC:元ジュニア王者のマリアン・グリーベルが復帰。シトロエンC3 R5でフル参戦へ
「ERCは僕らの大陸で最も美しい場所を旅して、いくつかの厳しいステージで本当にクールなラリーを開催してくれている」と続けたグリーベル。
「2020年に向けても、すでに多くの強豪がフルシーズンエントリーを表明しているから、コンペティションは以前よりさらに過酷になると感じている。だから、すべてのラリーでふたたびユニークな挑戦を強いられることになるだろう。今からその勝負が待ちきれない気分だ」
グリーベルは3月26~28日に開催される開幕戦アゾレス・ラリーからシーズンを開始し、続く5月7~9日のラリー・イソラス・カナリアスにもエントリー。さらに全8戦のうち残る3戦に向け資金確保に動いており、その経過は間もなくアナウンスされる見込みとなっている。
「もちろん、ERCタイトル獲得に向け大きなバジェットが必要になることは理解しているが、ドライブするからには勝ちたいと思うのが心情だ。チャンピオンシップを勝ち獲るのは大きな仕事で、速いドライバーがたくさんいる選手権で王座を得るには、5戦のイベントのみでは充分ではない」
「だからこそ、シーズンのスタートで好成績を収める必要があり、1~2戦の追加エントリーを実現するべく、さらに参戦資金を獲得する必要があるんだ」
2020年のERCシーズンに向け、このドイツ人ドライバーを迎え入れたサンテロック代表のヴィンセント・デュシェは、過去数シーズンにわたって賞賛すべき走りを見せてきたドライバーと戦えるのは「心からの喜びだ」と歓迎の言葉を述べた。
「2016年に彼がERC3のジュニアタイトルを獲得したのを見て以来、彼が良いドライバーであることはよく知っている。彼はERCでの戦い方について非常に優れた知識を有しており、我々のC3で抜群のスピードと良いリザルトを手にしてくれると確信している」