更新日: 2016.10.18 18:37
SARD with LUCK RALLY TEAM JRC第8戦ラリーハイランドマスターズ ラリーレポート
続くSS2:駄吉下り1(6.24km)では総合22位クラス5番手タイム。徐々に道に慣れてきたヘイキはギャラリーステージとなるSS3:アルコピア-無数河1(6.16km)でペースを上げ始めて総合16位クラス3番手と午前中のステージ3つトータルで総合19位クラス5位で最初のサービスに戻ってきた。
「まだラリーは始まったばかり。クルマには問題はない。舗装林道やタイヤの特性を理解してきたので、午後はペースを上げていく」とヘイキは語った。午後は午前中走ったコースのリピートとなり、SS4:青屋上り2(8.84kn)では総合11位クラス3番手タイムとペースを掴み始め、トップとは19.2秒差であったが2位とは1.4秒差のステージタイム。
続くSS5駄吉下り2(6.24km)では総合9位クラス2番手でトップと5.4秒差のステージタイムと食らい付いていく。デイ1最後のギャラリーステージSS6:アルコピア-無数河2(6.16km)でも総合10位クラス2番手のトップ8秒差であったがクラス2位・3位とのクルマとの差を大きく削り、いよいよ本領を発揮し始めて、初日デイ1は総合15位クラス4位ではあったものの表彰台圏内の3位との差を最初15.8秒から7.4秒差にまで縮めていった。
■ デイ2
16日(日)も雲ひとつない爽やかな快晴と天候に恵まれた。ヘイキは「昨日のデイ1は学びと慣れの日であったけど、自分自身のドライビングを進化させて今日はフルアタックして順位を挽回していく」と宣言。
最初のSS7:あたがす1(9.68km)は途中コースオフ車両に遭遇してスロー走行を余儀なくされた。約10秒ほどロスしたがノーショナル(救済)にならず。そのままの走行タイムで総合14位クラス4番手のステージタイムとなる不運。トップステージタイムのペースに迫る勢い走行し、2位・3位を逆転可能だっただけに大きな痛手となった。
気を取り直して臨んだSS8:牛牧上り1(7.05km)では総合8位クラス2番手で大きく失ったタイムロスを削り取って挽回していくヘイキ。続くデイ1SS3/SS6の逆コースでギャラリーステージSS9:無数河-アルコピア1(6.10km)では総合9位クラス3番手タイムで更に上位に迫る。
サービスに戻ってきたヘイキは「残りステージをマキシマムアタックで上位を抜いて表彰台を狙っていく」と血気盛んに語った。午前中のリピートとなる午後のSS10:あたがす2(9.68km)では早速、総合7位クラス2番手タイムを叩き出す気合いの走りを見せ、SS11:牛牧上り2(7.05km)でも総合8位クラス2番手と上位ステージタイムを連発して気を吐いた。
最終のギャラリーステージSS12:無数河-アルコピア1(6.10km)では超限界走行のマキシマムアタックで見事にステージウィン(総合5位)を獲得。クラス3位にあと5秒差まで迫る速さを見せて今回のラリーを締めくくった。