世界ラリークロス:eスポーツシリーズに参戦する選手が続々と発表。レギュラー組も数多く参加
父アンドレアス・エリクソン率いるオルスバーグMSEとともに、兄のケビン同様ラリークロス界でキャリアを積むオリバーは、過去2シーズンにわたりRX2クラス最速のドライバーであることを証明しており、2019年は14戦8勝、10回の表彰台フィニッシュという圧巻の戦績でシリーズ連覇を果たしている。
「普段のオフシーズンなら地元のアイスクロスや現実のラリークロス・シーズンに向けた準備で忙しいから、これまではあまり多くの時間をシミュレーターに割くことはできていなかった。でも機会を得たからにはトレーニングのため、そして楽しむために可能な限りの準備をしたいと思っている」と、意気込みを語るオリバー。
「この日曜日の段階では、グリッド上でもっとも経験豊富なシムドライバーというわけにはいかないが、僕らはみな生まれながらの“競争人種”であり、誰もが勝ちたいと思っている。ここから最善を尽くして、イベントでは“爆発”するつもりだ」
一方のクログステッドもRX2ランキング3位の実績のみならず、直近ではiRacingを使用したRXシリーズで世界ランク2位を記録するなど、仮想領域でのスキルも証明しつつある。
「僕はシミュレーター自体をほんの数カ月前に購入したばかりだから、こういうシーズンのディレイを考えると完璧なタイミングだったかもしれないね」と、2020年もRX2でYellowSquadのフィエスタをドライブする予定のクログステッド。
「それ以来、iRacingではマイレージを稼いできたけどDiRTシリーズはまた異なる感覚を持っていて、適応するのにとても時間が掛かるだろう。バルセロナも初挑戦だし、常識的に考えれば少し遅れをとるだろうし、通常はシムレーサーが強いだろう。でも長い間レースから遠ざかっていたし、いつでも戦う準備はできているよ」
この『WorldRX ESports Invitational Series』開幕戦“Catalunya Edition(カタルーニャ・エディション)”は、4月19日(日)の中央ヨーロッパ時間15時/日本時間22時から競技が開始されており、WorldRX、RX2の公式FacebookページやYouTubeチャンネルでライブ配信が行われている。