2020年のWRC世界ラリー選手権WRC2クラス開幕2戦で連勝を飾っているオストベルグは、その豊富なR5規定ラリーカーのドライブ経験を活用し、C3 ERXの開発に取り組む最適な人選として、開幕のスウェーデン戦でラリークロス初出場を果たす。

「聖地ホーリエスから、このプロジェクトに参加するのは僕にとっても素晴らしい機会だ。マシン、トラック、そしてラリークロスの競技そのものなど、僕にとっては初めてのことだらけだけど、最高の経験になる予感がしている」と意気込みを語ったノルウェー出身のオストベルグ。

「テストの時点から、すでにこのクルマをドライブするのを楽しめたし、パワフルで本当に面白かった。そしてついに、ついにラリークロスに参戦できるのも待ち望んでいた瞬間だ。エレクトリック・シトロエンC3 ERXで心から楽しみたいね」

 一方、STARD社のCEOを務めるマイケル・サコウィックも、R5ベースの画期的電動車両の誕生を喜ぶとともに、オストベルグの手で競技デビューを果たすことを「光栄に思う」と期待を込めた。

「世界初のR5ベースとなるフル電動レースカーをアナウンスできてうれしく思う。シトロエン・レーシングの強力なサポートを得て、カスタマーのエレクトリック・モータースポーツ参入への障壁を劇的に引き下げるベンチマークとなった」

「このマシンはすぐにでもプロジェクトEの舞台で競技参加できるほか、ヒルクライム、シティレース、国内および国際レベルのスプリントラリーにも使用可能だ。我々の電動パワートレインシステムは、フォーミュラE以外にFIAが承認した唯一の市販キットのシステムであり、その事実と今後の展望にワクワクしている」

「マッズ(オストベルグ)はラリー界でその才能を証明しており、シトロエン・レーシングとも非常にハイレベルで膨大な実務経験を有している。そんなワークスドライバーの経験を、我々のREVelutionパワートレインのデビュー戦で役立ててもらえるのは非常に光栄だ」

マクラーレン・アプライド・テクノロジーズ社やウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング社に並んで、FIAのHVバッテリーシステムクラッシュテストに合格している
『シトロエンC3 ERX』の競技デビューを担当することが発表されたマッズ・オストベルグ

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