翌年にはプジョーUKのブランドアンバサダーにも就任し、引き続きSaintélocのプジョーでERCを追うとともに、プジョー・ラリー・アカデミー生(PRA)としてジュニアU27選手権にも挑戦。2020年にはWRC世界ラリー選手権の第2戦スウェディッシュ・ラリーでJWRCクラスにエントリーし、世界戦昇格も果たした。
「アンドレッティ・ユナイテッド・エクストリームEに加入できることに興奮しているし、こんな象徴的なチームに参加できるなんて本当に凄いこと。それに世界王者と組む……なんてペアリング! 歴史と経験あるチームの一員になれたことを誇りに思っている」と、その驚きとともに喜びを語ったマニングス。
「話を聞いたときは震えた。でも男性ドライバーと同じ信頼性を担い、同じ役割で責任を問われることは素晴らしいこと。純粋にペースで判断されることにワクワクしているの」
「シリーズは本当に興味深いコンセプトで、尊敬すべきチームとこの問題について真摯な問題意識を持つドライバーたちを連れていくことは、地球に必要な変化と今後の遺産にとって本当に重要になると思う。今起こる必要があるのは変化で、そのためにステアリングを握ることにとても興奮している」
一方、兄弟のケビンとともにラリークロスのフロントランナーとして活躍し、2019年は4勝を挙げてついにWorldRXの世界タイトルを得たティミーも「このシリーズ参戦は僕のキャリアの新しい章であり、フォーマットは過去のどのカテゴリーとも似ていない」と、参戦に向けた意気込みを語った。
「世界と環境についてより大きなメッセージを発信できる立場をうれしく思う。そしてなによりも、このモータースポーツ界を牽引してきたふたつのビッグネームと戦えることを光栄に感じている」
「ル・マン24時間でのユナイテッドの勝利(LMP2)を見られたのは素晴らしい出来事で、アンドレッティの偉業は説明の必要すらないだろう。チームに大きな敬意を払っているし、僕を選んでくれたその信頼に応えたいと思っているよ」


