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「土曜日は出走順1番でステージを走るのがとても難しく、このようなラリーでは初めての経験でした。路面は非常に滑りやすく、フォローするラインもなく大変でしたが、今後に向けて良い勉強の機会になりました」と語った勝田。

「日曜日はSS14の非常に道幅の狭いセクションで、少しワイドになり外側のバンクに当たってしまいました。そして、続く左コーナーのイン側に岩か何かがあり、それにぶつかりクルマが転がってしまいました」

「今回は本当に辛いラリーでしたが、この経験が自分をさらに強くしてくれるはずです。クルマはとても速く、他のドライバーのレベルも非常に高いので、ペースノートや集中力など、改善しなければならないことはたくさんあり、全力で改善に努めたいと思います」

 TGRラリーチャレンジプログラムのインストラクターを務めるヤルッコ・ミエッティネンは「今回のラリー・サルディニアは、WRCがいかに多様性のある競技であるかを示した」とコメント。

「タカ(勝田)はスウェーデンで高いスピードを発揮し、エストニアでは素晴らしいドライビングを見せてくれた。どちらのイベントも良い路面でのハイスピードなラリーだ」
 
「タカにとって、サルディニアは難しいラリーになるだろうと予想し、純粋なスピードに関しては期待値をやや下げていた。今回の目標は低速で荒れた道で、どうヤリスWRCを走らせるか学ぶことだったが、多くのステージを走破したことでその目標はある程度達成された」

「2度のアクシデントを経て、低速で道幅が狭いグラベルロードではまだまだ学ぶべきことが多く、また最終ステージのフィニッシュラインまで、設定した目標に従って走ることの重要性を改めて確認できたことは収穫だったと思う」

 勝田が挑む次のWRCイベントは当初、ベルギーでのWRC第7戦が予定されていたが、先週金曜日に第8戦モンツァの開催がアナウンスされたことから参戦計画の変更が検討されている。

勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
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