「ラリー・ハンガリーでの勝利を目指し、こうしてトップ・カーズ・ラリーチームと協力できることを楽しみにしているんだ。ふたたびERCに参戦するのが待ちきれない気分だし、オラ(・フローネ/コドライバー)やチームと一緒にハンガリーのステージを満喫したい。みんなとニーレジュハーザで会えるのを楽しみにしているよ」と意気込みを語ったミケルセン。
現在31歳の元シュコダ・ファクトリードライバーを起用したチームマネージャーのマレク・フックスは「アンドレアスの持つ多くの経験と技術的知識は、我々のチームに多くをもたらしてくれるだろう」と、その走りに期待を込めた。
「私たちは昨年、同じくシュコダの契約ドライバーだったカッレ・ロバンペラをハンガリー国内のシルベステル・ラリーに起用した。このような困難な時期ではあるが、今度は地元ハンガリーのすべてのラリーファンに、別のスターの華麗な技を楽しんでほしいと思ったんだ」と続けるフックス。
「彼の速さは疑いようもないし、元フォルクスワーゲンのファクトリードライバーがラインアップに加わってくれたことを光栄に思う。地元のERCイベントが大成功するよう願っている」
同じくチーム代表のゲルゲイ・トップも「ERCラリー・ハンガリーへの挑戦は、2021年のERCフル参戦に向けた序章となる」と語り、ミケルセン起用はその意欲の表れだとした。
「この困難な季節に、我々は物事をつねに前向きに考えようとしている。今もERCの2021年シーズンに戻る計画を段階的に続けているんだ」とトップ代表。
ミケルセンの車両はシュコダ・モータースポーツのファクトリーから直接イベント開催地に運ばれる形となり、彼らの本格的テクニカルサポートのもとラリーを戦う予定だ。

