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投稿日: 2020.12.10 17:34
更新日: 2020.12.10 17:35

エクストリームE:ニコ・ロズベルグ率いるRXR、元豪州ラリー王者のモリー・テイラーを起用


ラリー/WRC | エクストリームE:ニコ・ロズベルグ率いるRXR、元豪州ラリー王者のモリー・テイラーを起用

 そしてクリストファーソンに続き、テイラーを指名したRXR創設者兼CEOのロズベルグも、彼女の決意を「称賛し、その才能にとても期待している」と語った。

「彼女のように才能溢れたドライバーをチームに迎えるのは、いつだってエキサイティングだ。チームのスピリットを後押ししたいという熱意は本物で、ヨハンとのタッグはグリッドで最も競争力のある組み合わせだと確信している。彼女たちとチームにどんなことができるか、それを見るのが待ち切れないよ」

 そのファーストシーズンを4カ月後に控え、北米を代表するトップチームのCGRは、有名なインディアナポリスのワークショップにオデッセイ21のデリバリーを受け、ABBフォーミュラE選手権でもシリーズ創生期に技術開発を担当したスパーク・レーシング・テクノロジーズ(SRT)と、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジアリング(WAE)が設計・製造を担った電動SUVの性能を確認すべく、12月初旬にネバダ州の砂漠地帯でシェイクダウンを実施した。

 オデッセイ21が北米大陸に上陸したのはこれが初めてのことであり、CGRのドライバーに起用されたサラ・プライスとカイル・ルデュックが、ともにステアリングを握った。

「今回のシェイクダウンは成功ね。私には馴染みのあるデザートコースだったけど、クルマはまったく未知の感触だった。でも私はチームと、この“エレクトリック・ビースト”を学ぶのに有意義な時間を過ごすことができた。プログラムの成功に向けてメンバー全員が協力しているし、2021年の開幕が待ち遠しいわ」

 一方、その宿敵として長年アメリカン・モータースポーツを牽引してきたアンドレッティ・ユナイテッドは、CGRとは対照的に寒くマディなウェールズで初走行を実施し、ERCレディス・トロフィー覇者のケイティ・マニングスと、2019年WorldRX王者ティミー・ハンセンがマシンをシェアした。

「ティミーと再び仕事ができ、本当に素晴らしい経験になった。彼は非常に多くの経験とレースクラフトを持っていて、私の学習プロセスにとって貴重な時間になったわ。ドライビングを比較するデータが手にできたのは素晴らしいことで、クルマをより深く理解する手助けになった」とマニングス。

 シリーズは今後、12月下旬にもスペインのモーターランド・アラゴンに参戦チームを招いて合同テストを実施する予定。その最初のシーズンは、2021年3月20~21日にサウジアラビアの“X-Prix”で幕を開ける。

寒くマディなウェールズで初走行を実施したAndretti Unitedのシェイクダウンには、ケイティ・マニングスとティミー・ハンセンが参加した
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「彼女の速さと的確なフィードバックに感銘を受けた」と、WorldRX王者から称賛を得たケイティ・マニングス
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