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「僕はERCのフルシーズンを戦うと同時に、トックスポーツのクルーとともにWRC2のキャンペーンを追うことも決まった。このふたつのチャンピオンシップを戦うことで、多くのシートタイムが稼げることになるね」とレギュラーシート獲得の喜びを語ったミケルセン。

 そんなミケルセンは、この2021年を最高峰カテゴリー復帰への「大きな一歩」と位置づけ、2022年に新たなラリー1レギュレーションを導入予定のWRCにカムバックする野心を抱いている。

「シュコダとトックスポーツがこの機会を与えてくれたことに、とても感謝している。2021年の目標は参戦するすべてのラリーを完全に支配することだ。それが現時点での唯一の焦点なんだ。僕らはすでに準備を進めているし、とても自信を持っているよ」と、シュコダの2022年向けラリー2車両の開発も担うミケルセン。

 一方、トックスポーツWRTもチームの声明でWRCウイナーの起用に言及し「アンドレアスは自信を持っており、シュコダ・ファビア・ラリー2エボをERCで最速のラリー2モデルにすることを目指している」と記している。

 チームは2018年のERCでイギリス出身のクリス・イングラムを起用し、当時のR5規定シュコダでジュニアU28のタイトルを獲得。さらに翌年には総合優勝を決め、イギリス人としては52年ぶりのERCチャンピオンを輩出した。

 また、ラリーでの活躍に加えてGTワールドチャレンジ・ヨーロッパやADAC GTマスターズではメルセデスAMG GT3を走らせ、カスタマーレーシング部門でトップチームの一角を成している。

ERC全8戦のエントリーに加えて、同じ車両でのWRC2参戦のプログラムも予定している
ERC全8戦のエントリーに加えて、同じ車両でのWRC2参戦のプログラムも予定している
この2021年を最高峰カテゴリー復帰への「大きな一歩」と位置づけるミケルセン。勝負の1年となりそうだ
この2021年を最高峰カテゴリー復帰への「大きな一歩」と位置づけるミケルセン。勝負の1年となりそうだ

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