更新日: 2016.11.15 17:26
トヨタや三菱で活躍した元WRCドライバーのフレディ・ロイクスが引退を表明
「辞めようと決めた理由のひとつは、プロフェッショナルとして素晴らしい環境で仕事をするオファーを得られたことだ」と、ロイクス。
「長年、私のキャリアを支援してくれた忠実なスポンサーのひとりから、ベルギー国内でのフォルクスワーゲンとシュコダのいくつかのディーラー網において、広報活動とマーケティング・プロモーションの仕事をしてほしいとオファーがあった。その話を聞いたとき、自分自身で『そういう時が来たのだ』と感じたんだ」
「人生でも、ラリーストとしてのキャリアにおいても、たくさんの運と素晴らしい出会いがあり、とくにラリーは自分に多くを与えてくれた。だから今はこのスポーツに対して何か恩返しをし、若いドライバーたちの手助けができればと考えているんだ」
ロイクスはこれらの活動と継続して「楽しみのためのラリー参加」には含みを持たせるとともに、こちらはプロフェッショナルとしてミシュランの開発ドライバーの立場は継続することも明かした。
ドライバーとしては、2004年のプジョーを最後にWRCの舞台から離れた後は、FIA格式昇格前のIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)で活躍。そのままキャリア終盤は地元ベルギーのトップイベントであるイプルー・ラリーが組み込まれるERCに精力的にエントリーし、その地元戦ではERCレギュラーを抑えて前人未到の11勝をマークし、速さが衰えていないことを証明していた。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています