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「辞めようと決めた理由のひとつは、プロフェッショナルとして素晴らしい環境で仕事をするオファーを得られたことだ」と、ロイクス。

「長年、私のキャリアを支援してくれた忠実なスポンサーのひとりから、ベルギー国内でのフォルクスワーゲンとシュコダのいくつかのディーラー網において、広報活動とマーケティング・プロモーションの仕事をしてほしいとオファーがあった。その話を聞いたとき、自分自身で『そういう時が来たのだ』と感じたんだ」

「人生でも、ラリーストとしてのキャリアにおいても、たくさんの運と素晴らしい出会いがあり、とくにラリーは自分に多くを与えてくれた。だから今はこのスポーツに対して何か恩返しをし、若いドライバーたちの手助けができればと考えているんだ」

 ロイクスはこれらの活動と継続して「楽しみのためのラリー参加」には含みを持たせるとともに、こちらはプロフェッショナルとしてミシュランの開発ドライバーの立場は継続することも明かした。

 ドライバーとしては、2004年のプジョーを最後にWRCの舞台から離れた後は、FIA格式昇格前のIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)で活躍。そのままキャリア終盤は地元ベルギーのトップイベントであるイプルー・ラリーが組み込まれるERCに精力的にエントリーし、その地元戦ではERCレギュラーを抑えて前人未到の11勝をマークし、速さが衰えていないことを証明していた。

WRCではグリフォーネのセリカやTTBのカローラWRCをドライブした後、ヒュンダイ・アクセントやプジョー206、307WRCをドライブ
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長年コ・ドライバーを務めたのは現VW代表のスヴェン・スミーツ。ターマックでの速さに「頼むから真ん中のペダルを踏んでくれ」と懇願したという逸話も
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