SS11で今大会初のステージウインを飾ったヌービルは、トップと1分03秒差の総合4番手。同5番手に順位を上げたダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)は首位から2分11秒遅れだ。6番手はトヨタ・ヤリスWRCを駆る勝田貴元。勝田はこの日、SS10で5番手タイム、SS11でも6番手タイムをマークするなど安定した速さをみせ、前日の8番手からふたつポジションを上げている。
一方、デイ2をヒュンダイ勢の最上位となる総合3番手で終えたオット・タナク(ヒュンダイ)はSS9、SS10で立て続けにパンクに見舞われてしまう。
タナクはスタート時にスペアタイヤを1本しか用意しておらず、2度目のパンクで競技続行が不可能に。このため、サービスには戻れたものの、ラリーからの撤退を余儀なくされラリー・モンテカルロを2年連続リタイアという結果に終わった。
最終日となる1月24日(日)のデイ4は、モナコを基点にフレンチアルプスの山中で2ステージのループが行われ、最終SS15はステージ上位車にボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”に指定されている。
なお、このデイ4では昼のサービスがなく計4本のステージ中、大きな修理やサスペンション変更等のセッティング変更は不可能だ。4本のSSの合計距離は54.48km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は272.63kmとなっている。




