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「エクストリームEの記念すべき最初のシーズンに参戦するため、こうしてヴェローチェ・レーシングと契約合意に至ったことを心からうれしく思う。非常に魅力的な新シリーズで、すでに国際的な注目を集めている。ドライバーのコンセプトも、競技の面と個人の面の双方でとてもエキサイティングでやる気を起こさせるし、かつてない挑戦になるだろうね」と、意気込みを語った45歳のサラザン。

 シリーズに採用される電動SUV『ODYSSEY 21(オデッセイ21)』プロトタイプは、フォーミュラE選手権でも技術開発を担当したスパーク・レーシング・テクノロジーズ(SRT)と、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジアリング(WAE)が設計・製造を担い、リヤに搭載されたふたつのモーターから最大出力400kW(約544PS)を発生。最大勾配130%の路面においても1650kgの車体を約4.5秒で62mph(約100km/h)まで加速させることが可能な性能を有する。

「ご存知のとおり、僕はこれまでのキャリアでありとあらゆる種類のマシンをドライブしてきたけど、このオデッセイ21は本当に特別な1台で、信じられないほどのアクションを生み出すだろうね」と続けたサラザン。

「僕がチームと一緒にテストを実施した際、ヴェローチェ・レーシングの面々と“クリック”するのにそれほど時間は掛からなかったよ。彼らも僕のように、このスポーツのさまざまな分野の経験を持ち寄っていて、それがこのエクストリームEでも利点になるだろう。チームと一緒にレースを戦うのが待ちきれないね」

 当初計画では2021年1月の開幕が予定されていたシリーズは、年明けを前に3月に延期されることが決まっていたが、直近にもさらなるスケジュール変更を決断。初年度を構成する5つのイベントカレンダーは不変ながら、開幕戦サウジアラビアは4月3~4日へと順延し、以降は5月のセネガル、8月のグリーンランド、10月にブラジル、12月のパタゴニアと進んでいくことになる。

すでに合同テストを終えているエクストリームEは、2月中旬にも開幕の地へ向けた“航海”を開始する
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