■ミケルセン「感動的な最終戦になる」

オジエと同じく、突如来季のシートを失ったミケルセンは、チーム代表のスベン・スミーツから撤退を聞かされて大きな衝撃を受けたと明かし、シリーズ最終戦を迎えることが「本当に悲しい」と語っている。
「(10月末の)ラリーGBの時に撤退の噂は耳にした。ただ、あの時はあくまで噂だったよ」とミケルセン。
「今は最終戦をベストリザルトで走りきることだけ望んでいる。最後にメカニックたちを見たら感情を抑えられないかもしれないね。普段のラリーとはまったく違う感動的な1戦になるだろう」
「日曜の朝、マシンへ乗り込む時は感動してしまうかもしれない。最高のチームだったし、幾度も勝利を重ねてきた。彼らと仕事をするのが最後になるなんて、本当に悲しいよ」
また、ミケルセンは撤退のニュースによって、シリーズ最終戦に向けた準備が妨げられていると述べている。
「普段なら、オンボードなどたくさんのビデオを見て予習をするんだ。しかし、今回はビデオを見ている時に、ふと『一体何が起きているんだ? 僕は来年、どのチームで戦っているんだろう』といったことが頭をよぎってしまうんだ」
「予習に集中できたとは言い難いけど、戦う準備は整っているよ」