「だからこそ、このレーシング・シリーズの内容をエキサイティングで、革新的で、興味深いものにすることができれば、私たちの世界と地球上のすべての人の利益のために、行動を変える変革への意欲が高まると思っている」
一方のチーム創業者兼エースドライバーを務めるバトンも、ミカエラの加入を歓迎する言葉を残した。
「ミカエラがJBXEに加入し、僕のチームメイトとして迎えられたことを心から光栄に思う。彼女はこれまでステアリングを握ってきたカテゴリーで素晴らしい経歴と戦績を残しており、シリーズやコンチネンタルと協業して積み重ねてきた仕事は、僕らチームにとってどれほどの資産になるかは明確だろう」と続けたバトン。
「ミカエラはJBXEを代表する重要なアンバサダーになることは疑いようがないし、シリーズ全体として気候変動への意識を高め、その過程でレガシープログラムのプロジェクト実施を支援する貴重な戦力になるだろうね」
地球環境保全活動とその啓蒙、さらに男女平等と独創的な放映形態を採用するこの新シリーズは、参戦全チームのマシンや機材を搭載した“フローティング・パドック”となる元貨客船、RMS St.Helena(セント・ヘレナ号)がすでに大西洋上の航海を始めており、数日後には開幕戦の舞台となる4月3~4日の『Desert X Prix』ことサウジアラビアに上陸。
その後、地中海を引き返して5月にセネガルへと戻って『Ocean X Prix』を戦い、8月にグリーンランドで『Arctic X Prix』、10月にはブラジルの『Amazon X Prix』、そして12月にパタゴニアで『Glacier X Prix』を転戦する計画となっている。

