「クリスがこの機会を得るのは素晴らしいニュースであり、我々は皆、彼の成功を祈っている。そしてパートナーのロス(・ウィトック)もまた、懸命に働き決して諦めなかった。ふたりはこのチャンスに値する才能であり、彼らがこの機会を最大限活用すると信じている」
一方、2020年に自身2度目のERCチャンピオンに輝いたルカヤナクは、引き続きフランスのサンテロック・ジュニアチームからERCへの挑戦を続け、シトロエンC3ラリー2で最多記録に並ぶ3度目の総合優勝を目指してシリーズを追う計画だ。
「今年もエキサイティングな年になりそうだ。WRCで優勝戦線を争うような経験豊富な有力ドライバーたちが、数多く参戦に向け準備しているからね」と語った、ロシア・サンクトペテルブルク出身で現在40歳のルカヤナク。
「僕らとしても可能な限り競争力を高め、楽しい時間を過ごせるよう努めたい」
「それに、以前と同じように8戦のイベントが含まれるカレンダーを見ることができてうれしいよ。ラリーをスタートするのが待ちきれないね!」
さらに、この2月には地元の実力者ノルベルト・ヘルツェグのERC起用をアナウンスしていたハンガリーのトップカーズ・ラリーチームは、新たに2013年のERC王者でWRC2タイトルも保持する英雄、ヤン・コペツキーをハンガリー選手権で走らせると発表した。
これにより、10月22日から24日までニーレジュハーザ近郊で開催されるハンガリー選手権とERCの併催イベント、ラリー・ハンガリーでERC優先国際ステータス登録での総合優勝争いに加わる可能性も出てきている。


