トヨタ、不利な先頭スタートのオジエが初日3番手「自分たちの仕事に満足」/WRCイタリア
午前中に行われた3本のステージを終えた時点で総合2位につけていたロバンペラは、サービス前最後のステージとなったSS4でトラブルに見舞われてしまう。彼のトヨタ・ヤリスWRCはこの影響でスロー走行を余儀なくされ、その後デイリタイアに。チームはサービスパークでクルマを修理し、明日のデイ2で再出走させる予定だ。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、今回もトヨタ・ヤリスWRCでグラベルラリーに出場している勝田貴元は、所々でトップに迫る速さを示し、初日終了時点で総合6番手につけている。
「セブ(セバスチャン・オジエ)は今日、素晴らしい走りを見せてくれた」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表。
「昨日のシェイクダウンでもスピードと力強さを示していたが、今日は出走順が1番という不利な状況だったにも関わらず、我々が想像していた以上にタイムロスを少なく抑えた。彼にとっては完璧な1日だったと言えるだろう」
「エルフィン(・エバンス)にとってはかなり難しい1日となったが、それでも彼はとても安定していてミスもしなかった。それは、選手権を戦う上で重要なことなので、彼の今日の戦いには非常に満足しているよ」
「残念ながらトラブルで止まってしまったが、午前中のカッレのパフォーマンスを見てうれしく感じた。原因については調査中だが、明日は再出走できると思う」
5日(土)のデイ2は今大会最長の129.62kmで争われる。サービスパークの南から西側にかけてのエリアで行われるSSの数は初日と同じ8本で、2本のステージを各2回走行した後、昼のサービスを経て別の2本のステージを各2回走行するスケジュールとなっている。午前中のSS10と再走ステージのSS12“レルノーモンティ・ディ・アラ”は、大会名物のミッキーズ・ジャンプを含む伝統的なステージだ。