更新日: 2021.06.26 12:13
トヨタは2台がデイリタイア。波乱の2日目、勝田貴元が総合2番手「サファリが本当の姿を現した」
日本人WRCドライバーとしてヤリスWRCで今季の全ラウンドに出場している勝田は、午前中にラジエーターを損傷、午後のループではダンパーを破損しながらも好走を続け、SS7ではオジエと同タイムでステージベストを記録。1日の終わりには総合4番手から2番手へと順位を上げ、デイ2を完走してみせた。
「今日はサファリ・ラリーが本当の姿を現した」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表だ。
「我々は良い結果で1日を終えることができそうだったが、残念ながらカッレ(・ロバンペラ)が最終ステージでこのラリーならではの問題に見舞われてしまった」
「(勝田)貴元とは今朝、安定した走りを続け冷静さを保ち続ければ必ず結果はついてくると話し合ったが、まさにそのとおりの仕事をしてくれたので、とてもうれしく思う」
「セブ(セバスチャン・オジエ)に問題が起きてしまったのは残念だが、依然いいポジションにつけているので、まだいろいろな可能性がある。カッレ(総合7番手)もそれほど大きくは遅れていないし、エルフィン(・エバンス)も再出走する予定なので、最後までちゃんと走り切れば多くのポイントを獲得できるはずだ」
ロバンペラとエバンスが再出走を果たす『サファリ・ラリー・ケニア』の競技3日目、26日(土)のデイ3は、サービスパークの北側にあるエルメンテイタ湖の周辺で3つのステージを各2回ずつ走行していく。日中のサービスを挟んで行われる6本のSSの合計距離は大会最長の132.08kmとなり、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は387.88kmとなる予定だ。