「ポジティブな1日だった」とラリーの競技3日目を振りかえったのは、7冠王者オジエ。
「いいペースで走ってライバルにプレッシャーをかけ続けるなど、自分たちにできることはすべてやったので、ポディウム圏内まで順位を挽回することができて良かった」
「明日はまだ荒れたセクションが残っているので、戦いは最後まで続いていく」
このように語ったオジエを含むトヨタ・ヤリスWRCを駆る全ドライバーの働きを、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表は次のように評価した。
「今日のパフォーマンスにはとても満足している。ドライバー全員がいい仕事をしてくれたし、クルマも1日を通して何も問題なかった」とラトバラ。
「最終ステージでは雨が降り、それがタイムに及ぼした影響はドライバーごとに大きく違ったが、そのおかげもあってセブ(セバスチャン・オジエ)は総合3番手に順位を上げることができた」
「しかし、それがサファリなんだ。どんなことも起こり得るので、ステージの路面コンディションが今日以上に厳しくなるであろう明日の最終日には、引き続き集中して臨まなければならない」
より過酷なコンディションが待ち受けるサファリ・ラリーの最終日は、ナイバシャ湖の周辺に設定された5本のステージを、日中のサービスを挟むことなく走行するスケジュールが組まれている。この中の最終SS18“ヘルズゲート2”は、ステージトップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”だ。
5本のSSの合計距離は今大会最短の53.49km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は238.57kmとなる。



