今回がハイラックスで6度目のダカール参戦となるドゥビリエは、これまでのキャリアを通じて10回のトップ5入賞と5度の表彰台を記録しており、2009年に初の南米開催となったダカールで勝利を記録して以来の、トップフィニッシュを望んでいる。
「今年のハイラックスは、僕がこれまで開発してきたマシンのなかでベストだ。エンジン、サスペンション、あらゆる部分に改善を加えた。ダカールを楽しみにしているし、友人のナッサーと協力し合えるのも心強い。間違いなく最善を尽くすつもりだ」
今回のイベントに挑むハイラックスEVO“03”は、近年主流になりつつある2WD化を選択し、レギュレーションに従って車重も615kg以上の軽量化を実現。
さらにタイヤ径も805mmから940mmに拡大され、ホイールベースやサスペンションストロークも増大。4リッター自然吸気のV8エンジンもミッドシップマウントとすることで、そのハンドリング性能は劇的に向上しているという。
また、2017年大会ではライバル勢同様の38mm径リストリクターの使用が許可されるなど、ワークス体制のプジョー、ミニに挑むダークホースとしての活躍が期待されている。
