更新日: 2021.07.19 13:21
20歳のロバンペラが史上最年少優勝「私の記録を塗り替えたことを嬉しく思う」とラトバラ/WRCエストニア
「優勝することができて本当にいい気分だ」喜びを語ったロバンペラ。
「優勝を目標に戦ってきたので、チームには本当に感謝している。一度勝つことによって重圧から解放され、気持ちも楽になるので今回の優勝は私にとって大きな助けになるはずだ」
TOYOTA GAZOO Racing WRTのラトバラ代表は、「今日は素晴らしい1日で、いろいろな意味で記録的な勝利になった」とエストニア・ラウンドを総括した。
「優勝はどれも特別で喜ばしいものだが、今日カッレの初勝利を目にすることができたのは、私にとって大きな意味がある。彼が史上最年少でWRCウイナーとなり、私の記録を塗り替えたことを本当にうれしく思う」
「私がヘンリ・トイボネン氏の記録を更新し、それを今回カッレが更新したことで、フィンランド人の伝統が受け継がれたのだからね」
「今週末カッレは本当に素晴らしかったですし、トヨタにとって新記録となる、WRC5連勝を達成できたことも信じられないくらいうれしいよ。ここ数戦で我々が成し遂げたことはどれも素晴らしく、特別なことだ。両チャンピオンシップともまだ先は長いが、チームと選手たちを誇りに思っている」
WRCの次戦は8月13日から15日かけて開催される第8戦ベルギーだ。ベルギー西部のイープルを中心に行われるこのラリーは、1965年に初開催された長い伝統と人気を誇るイベントだが、WRCイベントとしての開催は2021年が初めてとなる。
路面はターマック(舗装路)で、側溝のある農道を走行する非常にトリッキーなラリーとして知られる。また、ラリーの最終日にはF1やWEC世界耐久選手権なども開催されるスパ・フランコルシャン・サーキット周辺でのステージも予定されている。