「WRC初開催となるイープル、そしてベルギーに行くことがとても楽しみだ」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表。
「私自身は出場経験がないが、幅が狭い道を走るハイスピードなターマックラリーであることは知っている。イン側をカットして走るコーナーが多くあり、そのため大量のダートがステージ上にかき出される。ミスを冒しやすく、その代償も非常に大きいイベントであると理解しているよ」
「そのようなステージでの経験豊富なライバルを相手に戦うのは大変だと思うが、我々のクルマはターマックラリーで非常に競争力があるし、ドライバーたちもクルマに慣れている」
「また、我々は選手権でいい位置につけており、それによって出走順が早くもっともクリーンな状態の路面を走ることができることも、きっと自信につながるはずだ」
僚友のエバンスに対してポイント差を37に広げて今戦に臨むオジエは、「非常にチャレンジングなラリーとして知られているので、初めて出場し、どのようなステージであるのかを探ることが楽しみ」と余裕も感じられるコメント。
対するエバンスは、「ここ数戦は望んでいたような成績を残せていないので、何としてもいいリザルトを狙いたいと思う」と意気込む。
エストニアで、ラトバラ代表が保持していたWRCの史上最年少優勝記録を塗り替えたロバンペラは「初勝利を待ち焦がれる必要がなくなったことは、もちろんうれしい。今はイープルをとても楽しみにしている」と語っている。

