更新日: 2021.09.06 12:30
トヨタWRCチーム、8年ぶり開催のアクロポリス・ラリーへ「経験を活かし好結果を期待」とラトバラ
「主催者がかなり力を入れて道路の整備を続けてきたことは知っているし、路面のコンディションは以前よりも良くなっているようだ」と続けたラトバラ代表。
「とはいえ、多くの滑りやすいグラベルが道の表面を覆っているため、一番手の出走順でステージに臨むのは難しいチャレンジになることだろう」
「今回もまた新しいラリーになるが、我々のチームにはかつてアクロポリス・ラリーを経験した者もいるためその経験が活き、いい結果が得られることを期待している」
2011年のアクロポリス・ラリーで優勝したオジエは、「ギリシャは大好きな国なのでまた訪れるのが楽しみ」であると語り、「もちろん過去の経験からどんなことが起こり得るかある程度予測できるが、全員が新しいペースノートを作成しなければならないという意味では新しいイベントであるとも言える」と続けた。
チームメイトのエバンスは、「2012年に一度だけアクロポリス・ラリーに出場したことがあるが、その時は二輪駆動車だった。だからWRカーでアクロポリスに臨む今回は、間違いなく前回とは大きく異なる体験になるだろう」とコメント。
一方、初挑戦となるロバンペラは「今回もまた、歴史的なWRCイベントに出場できることをうれしく思う」と語った。
「以前のアクロポリス・ラリーは非常にタフなイベントだったと理解している。今回もまた表彰台を狙えるようなペースで走りたいが、まずはクリーンにラリーを戦い、どのような結果を得られるのか様子を見たいと思う」
TOYOTA GAZOO Racng WRCチャレンジプログラムに参加し、シリーズ全戦に参戦している勝田貴元は、今戦もトヨタ・ヤリスWRCを駆り最高峰クラスに参戦する。なお、コドライバーは前戦に引き続き、キートン・ウイリアムズが務める予定だ。