過去3戦で2勝と勢いに乗るロバンペラは、「上位陣のタイムは接近しているので、まだすべてオープンな状態だ。もちろん、1日を通して頑張ってプッシュしたので、たとえ僅差であっても自分たちが追われる立場の方がもちろん良かったが、明日は逆転できるように頑張りたいと思う」と豊富を述べた。
TOYOTA GAZOO Racing WRTを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表は、「ラリー・フィンランドではいつもそうだが、今日も僅差の戦いになった」とコメント。
「ここ最近、ライバルたちはハイスピードなステージで速く、とても手強い存在になっている。しかし、我々のドライバーたちは最後の夜のステージで、暗闇のなか素晴らしい走りをしたし、上位選手については同じような出走順となる明日のステージで、タイム差を縮める助けとなった」
「エルフィン(・エバンス)もカッレ(・ロバンペラ)も素晴らしい仕事をしたと思います。セブ(セバスチャン・オジエ)は、もちろん選手権を一番に考えて戦っている。このラリーでは少しでも慎重に走り過ぎると、1日の最後にはかなりタイム差がついてしまうため、セブの今日の順位は理解できるし、明日はもっとタイムを上げられるようにチームとしても手助けしたいと考えている」
「また、久々にヤリスWRCで出場したにも関わらず、初日から速さを発揮したエサペッカ(・ラッピ)の走りも見事だった」
トヨタチームのホームイベントであるラリー・フィンランドの競技2日目は、サービスパークのあるユバスキュラの南側、ヤムサ周辺でSS7~14が行なわれ、1日の最後にはSS1の再走ステージとなるSS15“ハルユ2”での走行が待っている。9本のSSの合計距離は151.95kmとなり、これは今大会の競技区間の半分以上を占めている。リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は574.16kmだ。


