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投稿日: 2021.10.12 16:05
更新日: 2021.10.12 17:56

3冠王者クリストファーソンが反撃の勝利。アンドレアス・バッケルドはEuroRX1王者に/WorldRX第6戦


ラリー/WRC | 3冠王者クリストファーソンが反撃の勝利。アンドレアス・バッケルドはEuroRX1王者に/WorldRX第6戦

 一方、開幕から3戦連続“兄弟ワン・ツー”を決めてシリーズを支配してきたハンセン・ブラザーズも、セミファイナル1でアントン・マルクランド(ヒュンダイi20RXスーパーカー/ヘッドストロームス・モータースポーツ)とともに決勝進出を決めたものの、先頭フィニッシュの兄ティミーはヘアピンで接触し、アブリングを妨害したアクションに対しペナルティが課され5番グリッドからのファイナルに。代わって弟のケビンがポールシッターのヨハンに挑む構図となった。

 その最終ヒートは大きなドラマや順位変動なく“横綱相撲”を展開したクリストファーソンが今季2勝目をマーク。2位ケビンに続いて今季ここまで全戦でファイナル進出を果たしているサボーが、悲願のWorldRXキャリア初表彰台を手にする結果となった。

「実はベルギー戦でもここスパのトラックは初挑戦だったから、勝てて最高の気分だ」と、同国戦がメテで開催された時代には幾度も勝利を飾っているクリストファーソン。

「最初からかなり快適で、他のドライバーもそれほど(事前経験の)アドバンテージを持っているようには見えなかった。トラック・サーフェスが2019年初開催時とは少し異なっていたことが、僕の助けになったようだね」

 一方、併催イベントとして開催された欧州選手権のEuroRX1クラスでは、フランス出身のファビアン・パリエ(プジョー208 WRXスーパーカー)との直接対決を制したアンドレアス・バッケルド(シュコダ・ファビアRXスーパーカー/KRTZモータースポーツ・ACCRチェコ・チーム)が今季3勝目を挙げ、30歳の誕生日という節目を飾る自身初のEuroRX1チャンピオンに輝いた。

「こんな結果になるなんて、本当にクレイジーだ! 今季のEuroRX1に参戦する機会を与えてくれたESモータースポーツには『Big Thank you』と言いたいね!」と、喜びを爆発させた元WorldRXレギュラーの実力者。

「シーズン開始前はこんな結果をまるで予想できなかったし、チームの誰もがそれに値する素晴らしい仕事をしたんだ。そのすべてを非常に誇りに思っているし、これからもっとたくさんの明るい未来が待ち受けているはずだよ!」

 タイトル戦線の天王山に向けシリーズは連戦でのスケジュールを設定し、次戦は間髪入れず10月16~17日の週末に第7戦ポルトガル・モンタリグレでの1戦を開催。そして11月末の最終戦ドイツ・ニュルブルクリンクでのダブルヘッダー戦で、雌雄を決する予定となる。

セミファイナルでのペナルティから歯車が狂ったティミー・ハンセン(プジョー208 WRXスーパーカー/Hansen World RX Team)は、ファイナルでも4位が精一杯に
意外にも「今回がスパのトラック初挑戦」だったクリストファーソン。その不利を感じさせない完勝劇となった
30歳の誕生日という節目を飾る自身初のEuroRX1チャンピオンに輝いたアンドレアス・バッケルド(シュコダ・ファビアRXスーパーカー/KRTZ Motorsport ACCR Czech Team)


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