ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.10.22 06:45
更新日: 2021.10.22 11:59

勝田貴元、新コンビの連携に不安なし。2022年ラリージャパンでは「少なくとも表彰台争いを」


ラリー/WRC | 勝田貴元、新コンビの連携に不安なし。2022年ラリージャパンでは「少なくとも表彰台争いを」

 11月19~21日にイタリア、モンツァで行われるWRCの次戦『ラリー・モンツァ』は昨年、勝田がキャリア初のステージベストタイムを記録したイベントだ。このシーズン最終戦に向け、彼は「自身の力を出し切りたい」と豊富を述べた。

「モンツァに関しては2020年の大会と似たようなステージに加え、山のステージがさらにふたつほど増えるため、“ちゃんとした”と言うと変ですが昨年以上にラリー要素が増えると思っています」

「そうしたなかで、僕としては(来シーズンからラリー1規定が導入ため)最後のWRカーのラリーになりますし、そこで自分の最大限の力を発揮して、いいリザルトを残したいという思いで、とにかく今持っている力を出し切って最後まで走りきりたいと思っています」と意気込みを語った。

 そのラリー・モンツァは昨年と同様に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となったWRC日本ラウンド『ラリージャパン』の代替イベントとして行われる。開催が予定されていた母国ラリーの2年連続開催中止、このことは勝田にとっても日本のファンに自身の走りを見てもらえるチャンスが2年連続でなくなったことを意味し、彼も落胆している。

 しかし一方で、すでに発表されている2022年大会の開催に向けてはポジティブに捉えてもおり、自身を含めて準備期間がもう1年続くことでより良い大会が実現すること、そしてそこで好結果を残すことにつながると考えている。

「(ラリージャパンが)今年も開催できないというかたちで発表されたことはもちろん残念ですし、『来年こそは!』という想いもありますが、その分、僕も含めてですけど準備期間が増えたと思いますし、より良い大会ができるんじゃないかと思っています」

「コロナの影響で2年間開催できなかった分、僕もこの間に大きく成長していますしそこで結果を出すことを第一に考えて、日本のファンの皆さんの前で少なくとも表彰台争い、優勝争いができるように戦い、よりラリーファンの層を増やしていきたい。まずはそこが大きな意気込みというか目標です」

「やっぱり日本人選手が活躍していかないと(日本で)ラリーのファン、日本人のファンも増えていかないという点は間違いなくあると思うので、そこは本当に自分が今やらななければいけないことのひとつとして、すごく大きな目標のひとつにしています。ですので(2022年のラリージャパンが)非常に楽しみですし、来年こそは開催されることを祈って、そこに向けてとにかくできる限りの準備をしていきたいと思っています」

勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第11戦スペイン


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