「2022年のFIA世界ラリークロス選手権に2台のクルマを投入できることを光栄に思う。レネ(・ミュニッヒ)は長年にわたってシリーズの素晴らしいサポーターであり、より持続可能な未来のための新しいプロモーターのビジョンを強く信じている」と語るのは、オールインクルーシブ・ミュニッヒ・モータースポーツのチームマネージャーを務めるドミニク・グレイナー。
「チームとして、我々は新たなテクノロジーを採用することに非常にオープンで熱心だ。短くて鋭いフォーマットのラリークロスは、電動化に向け理想的なカテゴリーだと言える。引き続きICE(内燃機関)を搭載するEuroRX1への継続的な取り組みも含め、WorldRXのエキサイティングな新しい夜明けからサインアップすることは、完全に理にかなっている。チーム全員、このふたつの補完的プログラムに貢献することに、非常に意欲的だよ」
一方、2021年は熟成を重ねてきたシュコダ・ファビアRXスーパーカーでEuroRX1のタイトルを獲得したリトアニアのESモータースポーツは、新王者バッケルドとヤニス・バウマニスの2台体制で戦ったシーズンの経験を踏まえ、チームマネージャーであるロベルタス・マネイキスは「長い社内討論の末、2022年にWorldRXに参入することを確認でき興奮している」と、さらなる発展を目指す決意を固めた。
「ほんの数年前でさえ、ラリークロスでこのような進化を遂げることは考えられなかったが、ここにはより明るい未来がある。新時代へのこの大きな移行の一翼を担えることにワクワクしているよ」と続けたマネイキス。
「今季EuroRX1で挙げた戦果は、我々に世界で最も熟練した経験豊富なライバルと戦うための新たな火をつけた。明らかに容易ではないが、電動化時代の挑戦に大いなる期待を抱いているんだ」
この強豪2チームの電動クラス参戦表明に際し、ラリークロス・プロモーターGmbHのエグゼクティブプロデューサーを務めるアーネ・ディルクスも「彼らのプロ意識、専門知識が、チャンピオンシップの明るい新時代における確固たる指標になる」と歓迎の意を示した。
「15年前にチームを結成して以来、レネのこのスポーツへの多大な情熱は、組織をトップへと押し上げる原動力になった。彼が今季初めて欧州選手権で優勝したことにも、我々は皆喜んでいる」
「そして、ESモータースポーツが見せたEuroRX1での成功は、彼らが非常に厳しいカテゴリーに対して、必要なすべての品質を備えていることを証明している。それは最高レベルで輝くための資格であり、彼らがグリッドに並ぶのは素晴らしいことだ」


