更新日: 2021.11.21 15:10
トヨタドライバーによる優勝&タイトル争いがヒートアップ「最高の戦いが展開されている」/WRCモンツァ
「今日はセブ(セバスチャン・オジエ)とエルフィン(・エバンス)のふたりによって、信じられないような戦いが繰り広げられた」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラ。
「あるステージではセブが速く、次のステージではエルフィンのほうが速いといったように、彼らがチャンピオンシップと、勝利を懸けて走る姿を見るのは素晴らしいことだった。スポーツとして、最高の戦いが展開されていると思う」
「私としては、マニュファクチャラーズタイトルの獲得にも期待しているが、それについてはカッレ(・ロバンペラ)が集中して取り組み素晴らしい仕事をしてくれているため、セブとエルフィンは最高のバトルをすることができている」
ラトバラのコメントにもあるように、ロバンペラは、マニュファクチャラーズポイントを確実に獲得するというチームの意向を汲み、デイ1に続き確実性の高い走りを続け総合9位を堅持している。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加し、今戦もアーロン・ジョンストンとのペアでトヨタ・ヤリスWRCをドライブしている勝田貴元は、4番手タイムを2回、5番手タイムを1回記録し、総合6位の座を守った。
ラリー・モンツァの最終日となる21日(日)のデイ3は、サーキット内に設定された3本のステージ(SS14~16)で争われる。これらのSSはいずれもレーシングコース、旧オーバルコースのバンク、未舗装のサービスロードなどさまざまな道が組み合わされたものだ。
オープニングのSS14“グランプリ2”は、初日に走行したSS7の再走ステージ。その後行われるSS15/SS16“セラグリオ”の2回目は、トップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーに、ボーナスポイントが与えられるパワーステージとなっている。最終日のSS合計距離は39.53km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は45.25kmとなる予定だ。
![カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第12戦モンツァ](https://cdn-image.as-web.jp/2021/11/21121539/asimg_WRC_2021_Rd.12_219_726199b9da72076-660x440.jpg)
![セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第12戦モンツァ](https://cdn-image.as-web.jp/2021/11/21121542/asimg_WRC_2021_Rd.12_203_86199b9de03915-660x440.jpg)