これまでシトロエンがWRCに投入してきたクサラWRCやC4 WRC、DS3 WRCは、どれもシリーズタイトルをもたらしており、このC3 WRCにも同じ活躍が期待されることになる。
マトンもシリーズタイトル獲得が最優先目標であるとしつつも、2017年シーズンでの達成は困難だろうと認める。
「2017年シーズンは、ライバルと対等なコンディションで戦い、勝利をつかむことが現実的な目標だろう」
「そして2018年は、少なくとも(ドライバーかマニュファクチャラーの)どちらかひとつのトロフィーを持ち帰りたいね」
「ライバルチームからはC3 WRCの速さを警戒する声を多く聞く。ファンからも期待する声は大きいから、プレッシャーを感じている」
シトロエンのドライバーラインアップはすでにアナウンスされており、2016年に2勝を挙げたクリス・ミークをエースドライバーに、クレイグ・ブリーン、ステファン・ルフェーブレという若手ドライバーを起用している。
マトンはタイトル争いには若手ふたりの成長が必要不可欠だとコメントした。
「第1目標(2017年シーズン中の勝利)は、クリス(・ミーク)が達成していくれると確信している」
「残るふたりには安定したペースを刻めるようになるまで時間が必要だ。エースドライバーの座を脅かす存在になってもらわなければならない」
「才能ある若手ドライバーを積極的に起用するのは、我々のポリシーなんだ。これまでの成績を見る限り、クレイグ(・ブリーン)もステファン(・ルフェーブル)も類まれな才能の持ち主だ」
「だから、彼らにはチャンスを与えることにした。彼らはWRCで長く活躍できると確信している」



