その後、全ドライバーとも“プログレッション”レースに参加し、ヒートの最上位ドライバーが最初にグリッドスロットを選択し、順にスタート位置を決めていく。この“プログレッション”ステージの上位10名がセミファイナルに進み、そこから上位5名(各セミファイナル上位2名と、より速いタイムを記録した3位のドライバー1名)がファイナルへと進出する。
各ヒートともに最大5台のマシンが出走し、ファイナルも含め全5周にわたってのバトルを繰り広げる。チャンピオンシップポイントは、1位から15位までの内訳に従って週末の終わりにのみ付与され、この変更はWorldRX専用の“スーパーポール”シュートアウトを除き、すべてのFIA格式選手権に適用される。
シリーズプロモーターのラリークロス・プロモーターGmbHでエグゼクティブプロデューサーを務めるアーネ・ディルクスは、今回の暫定カレンダー発表と規則改定に際し「WorldRXの新しい、エキサイティングな電動化時代の始まりに先駆け、シリーズがスタイリッシュに開始され、歴史を塗り替える素晴らしいシーズンになることを約束する」と決意を語った。
「まずWorldRXを筆頭に、FIA RX2e、EuroRXの2022年暫定カレンダーを発表できたことをうれしく思う。非常に愛されている伝統的なラリークロス・トラックから、世界的に有名な『象徴』とも言うべきモータースポーツ会場まで、このスポーツの最高のものをブレンドしたスケジュールだと確信しているし、我々も信念に基づきプランをまとめるため多くの努力を払った。シーズンフィナーレのために南アフリカに戻るという見通しを、誰もが歓迎してくれることを願っている」と続けたディルクス。
「また我々はチームにも相談して考えをまとめ、イベント形式を新たに開発し、WorldRXを既存のファンにとってさらにエキサイティングにし、新しい視聴者にとってより理解しやすくするための、いくつかの重要な変更について正式に合意した」
「週末の幕開けに『危険な要素』を加える“スーパーポール”シュートアウトの導入は特に楽しみだ。すべてのレースでインラインスタートが可能になり、アクションは毎回最初から最高潮になるよう設定された。皆の努力の成果を見るのが待ち切れないね!」


■WorldRX世界ラリークロス選手権2022年暫定カレンダー
ラウンド 開催日 開催地
Rd.1 7月2~3日 スウェーデン/ホーリエス
Rd.2 7月30~31日 ドイツ/ニュルブルクリンク
Rd.3-4 8月13~14日 ノルウェー/ヘル
Rd.5-6 9月3~4日 ラトビア/リガ
Rd.7-8 9月17~18日 ポルトガル/モンタリグレ
Rd.9-10 10月8~9日 ベルギー/スパ・フランコルシャン
Rd.11-12 TBC 南アフリカ/ケープタウン