「今日のステージ6は非常にトリッキーで、とくにナビゲーションは難しかったのだが、シャミア(・バリアワ)とダニー(・スタッセン)が真のペースを見せてくれた」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表を務めるグリン・ホール。
「パンクに見舞われることもなかった彼らはクリーンな走りだった。同様に、ナッサー(・アル-アティヤ)とマシュー(・ボーメル)も見事な走りで、まずまずのマージンを持っての総合首位で休息日を迎えることができた」
「ジニエル(・ド・ヴィリエール)とデニス(・マーフィ)もハイペースでの走りを続けて上位につけている。先頭スタートのヘンク(・ラテガン)とブレット(・カミングス)にとってはちょっと厳しい1日になってしまったが、大きなトラブルはなかった。全体的に見れば、ステージ6でのパフォーマンスには満足している」
前半戦を終えたダカールラリー2022は、8日(土)が首都リヤドでの休息日となる。この間にドライバーたちはラリー後半戦に向けた英気を養う一方、メカニックたちは車両の整備に追われる。14日(金)にジェッダで迎えるゴールへ向けて進む、砂漠のレースの後半戦は9日(日)に実施されるステージ7から再開される予定だ。
FIA世界ラリーレイド選手権のオープニングイベントとして開催されている、ダカールラリー2022の前半戦を終えたTOYOTA GAZOO Racingドライバーのコメントは以下のとおりだ。
●ナッサー・アル-アティヤ:総合首位
「大変だったが良い1日だった。ナビゲーションが非常に難しかったのだが、マシューが今日も素晴らしい働きをしてくれたよ。我々はクルマもタイヤも好調だった」
「ステージ終盤はとくに難しく、みんな我々のうしろについてきた。ラリー前半戦を、大きくリードして終えられることは非常にうれしい。後半戦もこのマージンを守るべく、集中して戦わなくてはならない」
●ジニエル・ド・ヴィリエール:総合4番手
「今日のステージはとてもトリッキーで、ナビゲーションが難しく、終盤の砂丘では視界がとても悪かった。我々は最後、みんなナッサーについていき、多くの車両が一緒にフィニッシュした」
「振り返れば今日はパンク1回のみで、他に大きなトラブルのない良い1日だったと思う」
●ヘンク・ラテガン:総合42番手
「僕たちにとっては厳しい1日でした。スタートは良かったのだけど、(先頭走者として)コースを切り拓いていくのは困難だったね。それでも序盤は良いペースで走れていたが、峡谷に入ったところでコースを誤り、他の競技者と一緒に大きくタイムロスしてしまった」
「正しいコースに復帰してからは追い上げたけど、川の近くでふたたびコースを見失ってしまった。再度コースに復帰したあとは、2度のパンクに見舞われた。それでも最後は砂丘越えで上位グループに合流してフィニッシュすることができたよ」
●シャミア・バリアワ:総合18番手
「今日はパンクもなく、トラブルにも見舞われずにクリーンに走ることができた。コース上のダストが酷かったので、フィニッシュ後に自分たちのタイムを聞いて驚いたよ」
「もっと遅れていると思っていたが、想像以上の好タイムだったので、我々にとっては良いステージだったようだ」
■ダカールラリー2022 ステージ6終了時点の総合結果
Pos. | Driver&Co-Driver | Gap |
---|---|---|
総合首位 | #201 ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル | ― |
総合4番手 | #207 ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ | 51’56 |
総合18番手 | #233 シャミア・バリアワ/ダニー・スタッセン | 2h57’57 |
総合42番手 | #225 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス | 9h43’02 |



