四輪部門・市販車クラス8連覇中のチーム・ランドクルーザー・トヨタオートボデーは依然、三浦昂(トヨタ・ランドクルーザー200)とロナルド・バソ(トヨタ・ランドクルーザー200)の両名がクラスワン・ツーを堅守している。ステージ9ではバソが僚友から3時間50分の後れを取ったが総合43番手をキープ。三浦は総合39番手につけている。
トラック部門の排気量10リットル未満クラスを戦う、日野チームスガワラの菅原照仁(日野600ハイブリッド)はステージ16番手。総合では前日からひとつポジションを上げ15番手となった。
二輪部門ではモンスターエナジー・ホンダのホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダCRF 450ラリー)が今大会2度目のステージウインを飾り、僚友リッキー・ブラベック(ホンダCRF 450ラリー)が3番手に入った。2番手には2021年大会王者であるケビン・ベナビデス(レッドブル・KTMファクトリー・レーシング/KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)が割り込んでいる。
総合首位でステージ9を迎えたガスガス・ファクトリー・レーシングのサム・サンダーランド(KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)は8分03秒遅れの13番手となり、首位から陥落。代わってレッドブル・KTMファクトリー・レーシングのマティアス・ウォークナー(KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)が今大会初めて総合首位に立った。2番手となったサンダーランドとのギャップは2分12秒だ。総合3番手はモンスターエナジー・ヤマハ・ラリーチームのアドリアン・ファン・ビファレン(ヤマハWR450F)で、首位とのタイム差は3分56秒となっている。
ダカールラリーの競技10日目、12日(水)に行われる“ステージ10”はワディ・アド・ダワシルからビシャへと至る759kmの道のりだ。このうち、リエゾンを除いたスペシャルステージの走行距離は375kmとなっている。



