更新日: 2022.01.13 16:24
アウディ ダカールラリー2022 中間ラリーレポート
ダカールラリー中間結果:3台のAudi RS Q e-tronが革新的な強さを証明
◆ステージ3で初勝利。表彰台6回獲得。
◆AUDI AG 技術開発担当取締役 ホフマン:「スタート時から高いパフォーマンスを発揮」
◆アウディスポーツGmbHマネージングディレクター シーバッハ:「チーム内の雰囲気を誇りに思う」
2022年1月8日、リヤド/ノイブルク・アン・デア・ドナウ:アウディRS Q e-tronはステージ3で初勝利を収め、すでに6回のトップ3を獲得。高い信頼性を備えた電気駆動システム、初戦から示している高い戦闘力、世界でもっとも過酷なラリーにおいて展開するeモビリティの魅力。ダカールラリーの前半戦において、革新的な強さを見せるアウディに対して感嘆の声が上がっています。
AUDI AG技術開発担当取締役のオリバー・ホフマンは次のように述べています。
「前半戦終了までのアウディチームのパフォーマンスには、本当に感激しています。私たちのチームは、記録的な速さでAudi RS Q e-tronを開発しました。このクルマは、最初から高い戦闘力をもつレベルに到達しており、ドライバー、コドライバー、そしてチーム全体が素晴らしいチームワークを見せています。そして、私たちが投入した高度なテクノロジーは、見事に期待に応えています」。
カルロス・サインツ/ルーカス・クルス組は、4日目に大きな感動を巻き起こし、メディアの注目を集めました。ダカールラリーで3回の優勝経験を持つこのペアは、アル・アルタウィヤからアル・カイスマまでサウジアラビアの砂漠の中を走破する338kmのスペシャルステージで、Audi RS Q e-tronにステージ初勝利をもたらしました。
このスペイン人ペアが記録した平均走行速度は、未舗装路での記録としては驚くべき138km/hにも達しました。その日のビバークで、彼らはチーム・アウディスポーツの全スタッフから祝福を受けました。
前半の7日間が終了した時点で、アウディチームはステージ優勝が1回、2位が2回、3位が3回という素晴らしい結果でした。サインツ/クルス組とともに参戦しているのは、ダカールで14回の優勝を誇るステファン・ペテランセル/エドゥアール・ブーランジェ組、ダカールラリーに2回目の挑戦となるマティアス・エクストローム/エミール・ベリークヴィスト組です。
アウディスポーツGmbHマネージングディレクター兼アウディ モータースポーツ部門責任者のユリウス・シーバッハは次のように述べています。
「チーム全体の雰囲気を誇りに思います。ラリーの前半戦を通じて見られた結束力は、この若いチームが1つのユニットへと急成長したことを示しています。スタート時点で“レース可能”な状態に仕上げるため、準備段階ではきわめて集中的な作業が行われました」
「私たちは、白紙の状態から開発を開始して、わずか1年でアウディのモータースポーツ史上もっとも高度な機能を備えたクルマを完成させました。ダカールラリー初参戦のアウディが、予想以上の結果を達成した前半戦の成功には、チームの結束力が決定的に重要な役割を果たしました」
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