ウェールズ人ドライバーは初日の2SS走行後、「今晩のステージ、とくにSS1の走りは自分ではあまり良いと思えなかったのだけど、良い順位でモナコに戻ってくることができたのでうれしく思う」と述べている。
一方、ロバンペラはSS1での手痛いスピンによりタイムを失い、総合12位で初日を終えることに。また、TOYOTA GAZOO Racing WRT・ネクストジェネレーションから2022年のWRCにフル参戦する勝田貴元は、トヨタGRヤリス・ラリー1にマシントラブルが発生した影響で難しいラリーを強いられ、初日は総合9番手となっている。
「首位に立ち、トップ3に2台が入ったことを喜びたいと思う」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表だ。
「今晩、ステージをスタートするまで自分たちがどの位置にいるのかよくわからなかったが、まずはパフォーマンスが高いレベルにあることが証明されたので良かった。また、激しい競争と、素晴らしい戦いが続いていることは、ラリーにとって良いことだと思う」
「カッレ(・ロバンペラ)にとっては難しいスタートになり、序盤にスピンを喫してしまった。自信を持ち切れない状態で暗闇のステージに臨むのがどんなに難しいことなのか、私には理解できる。明日、明るい時に走ればきっと状況は良くなるはずだ」
SS3~SS8が行われるラリー・モンテカルロの競技2日目は、サービスパークの北西エリア、フランス山岳地帯で3本のステージを各2回走行するスケジュールとなっている。このデイ2は日中のサービスが設定されず、早朝にサービスを受けた選手たちは、3本のステージが終了した後、ピュジェ-テニエのタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換のみで残る3本の再走ステージを走行することになる。計6本のSSの合計距離は97.86kmで今大会最長。リエゾン(移動区間)を含む1日の総走行距離は472.69kmだ。




