フルモーから4秒後方の総合5番手にグリーンスミスがつけ、さらに6.6秒遅れてヒュンダイ勢の最上位となったティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 Nラリー1)が続いた。このベルギー人はタイヤ選択でギャンブルに打って出たが、これが裏目に。タイヤのオーバーヒートとブレーキの問題でペースを上げることができなかった。
彼のチームメイトであるオット・タナク(ヒュンダイi20 Nラリー1)も油圧の低下でタイムを失い、僚友との間にブリーンを挟んだ総合8番手でモンテカルロの初日を終えている。シェイクダウンでメカニカルトラブルに見舞われた勝田貴元は総合9番手だ。
今戦でワークスドライバーデビューを果たした、ヒュンダイのオリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20 Nラリー1)は、チュリニ峠でのスピンもあり初日は10番手に。20歳の彼はインカムにトラブルを抱え、コドライバーが読み上げるペースノートが聞こえない事態に見舞われていた。
2021年にWRC史上最年少優勝を含むシーズン2勝をマークしたロバンペラはSS1でのスピンによりタイムを失い、総合12番手でラリー初日を終えている。
SS3~SS8が行われるラリー・モンテカルロの競技2日目は、サービスパークの北西エリア、フランス山岳地帯で3本のステージを各2回走行するスケジュールとなっている。このデイ2は日中のサービスが設定されず、早朝にサービスを受けた選手たちは3本のステージが終了した後、ピュジェ-テニエのタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換のみで残る3本の再走ステージを走行することになる。計6本のSSの合計距離は97.86kmで今大会最長。リエゾン(移動区間)を含む1日の総走行距離は472.69kmだ。







