日曜午前の準決勝では、デュエル形式のトライアルでヌービルのi20 WRCと対戦。ここでヌービルがカリを追う展開となるも、ヌービルはヘアピンの進入で痛恨のスピンで敗退。
決勝はエバンスとのフィエスタによる一騎討ちに。4本のヒート中、最初の2本でエバンスが先行。最終的に3対1でエバンスが逃げ切り、WRCドライバーの面目を保ってみせた。
グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)のミックス・サーフェスのステージを、グラベル仕様のサスペンションとタイヤでアタックするという特殊な条件下ではあったものの、エバンスもカリのスピードを絶賛。カリ自身もイベントでのドライビングに手応えを感じたようだ。
「この重要で歴史あるイベントに参加できただけでもうれしいのに、表彰台に上がれたのは本当に名誉なこと」とカリ。
「すごくいい雰囲気のなかで走ることができたし、素晴らしいサポートを得られた。とても感謝しているし、何よりWRカーのドライブは本当に楽しかったよ」
一方、3位決定戦に挑んだヌービルとアンドレウッチは、9度のイタリアチャンピオンが地力を発揮してヌービルに勝利。アンドレウッチがイタリアのファンを沸かせる3位表彰台を獲得している。

