「我々は世界ラリークロス選手権に巨額の投資を行い、複数年計画でこれに取り組む決意をした。それはチームにとっても過去最大となるチャレンジだ」と語るのは、現役時代には欧州選手権で14ものタイトルを獲得した、現チーム代表であり兄弟の父でもあるケネス・ハンセン。
「非常にエキサイティングで、1993年に4輪駆動のラリークロスに初挑戦したときのような感じだよ。当時も多くのことを知らなかったが、電動技術への切り替えに際しても、当時と同じようにゼロから多くのことを学んでいくことになるだろう」と続けたハンセン代表。
その29歳になる長男も「僕らの家族とチームが、この新しい電気の時代を受け入れ挑戦を始めるのは、非常にエキサイティングだ」と意気込みを語った。
「30年以上前に会社が設立されて以来、最大の取り組みであると同時に、この大きなプロジェクトをファミリーチームで実行し、将来を見据えるのは素晴らしい瞬間だね。2018年以来、電動化の話題が続いてきたが、ついにそれが現実になる」と語ったティミー。
「車両設計やチームの環境がどうあるべきかについて、このチームは素晴らしい哲学を持っているし、それが僕の誇りでもある。FIAとプロモーターがもたらした技術面は素晴らしいパッケージで、人々が想像するよりもさらに大きな飛躍を果たすだろうね」
そして弟ケビンも「このスポーツが大好きで、最高の勝負を望んでいる」と、電動化を果たすラリークロスで“まだ果たされていない野望”を勝ち獲る決意を表明した。
「世界ラリークロスは僕がキャリアを築いてきた場所であり、素晴らしい機会を与えてくれた。競争のレベルは最高で、それが僕らを絶えず前進させてくれるんだ。可能な限り競争力のあるソリューションを探すことは、僕ら家族にとって第二の性質で、まさに自分たちの仕事そのもの。僕の情熱のすべては、世界ラリークロスでチャンピオンになることだ!」


