「本当にこのカテゴリーは毎週、気持ちが良いね(笑)。当然レースのたびに勝利を目指しているけど、今季はとくにマクラーレンの加入により競争レベルが上がり、さらに厳しく、より努力を強いられる環境になった。それでも、最大のポイントでシーズンをスタートできることを本当にうれしく思うよ」と、喜びを語ったシリーズ通算4勝目を挙げたクリストファーソン。
「コースは少しトリッキーで、轍も深く刻まれていた。僕もミカエラ(-アーリン・コチュリンスキー)も砂漠での経験はあまりないが、ともに一生懸命に働き、チームはコースと他陣営の分析で素晴らしい仕事をした。順応するために努力し、良い週末を過ごせたね」
そのスタートドライバーを担当したコチュリンスキーも、移籍初戦で得た初勝利に「全体を通じて、完全に自信があった」と振り返った。
「これは私の最初の勝利だし、もちろんチームに入ったばかりでそれを実現できたのは本当に素晴らしいし、良い気分ね。実際にかなりの数のアクシデントもあり、私たちはそれを避けてクルマをセーフティに保てた。良い週末だったわ」と、コンチネンタルの開発ドライバーも務めるコチュリンスキー。
「ヨハン(・クリストファーソン)が素晴らしいドライバーであることは周知の事実だし、今週末の戦術は、私が最初のターンでラインを外れなければ、ギャップがそれ以上大きくならないようにすることだけだった。彼はラップあたり10秒のマージンを持っているし、現実に決勝でキャッチアップする様を見れて興奮したわ。私はウェイポイントまで息を止めて頑張ったけど、最初から自信があったの」
これでエクストリームEのシーズン2はRXRが30点を獲得して最初のリーダーに立ち、18点のアクシオナ・サインツXEチーム、15点のX44が続く展開に。ふたたびシリーズのパドックを兼ねる元貨客船セントヘレナ号での航海を経て、5月7~8日にはイタリア・サルディニア島での第2戦が予定されている。



